MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年02月23日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「血便」のお話です。
血便の原因で一番多いのは「痔」です。
ただし、痔だと思ったら「大腸がん、大腸ポリープ」が原因だったと
いうことはよくある話です。
とりあえず、血便出たら大腸カメラで腸内を観察しましょう。
症例①;排便時にティッシュに付着することが数回あった。しかし、自然に止まるので様子を見ていた。
その後、繰り返すため当院を受診。人生で初めて、大腸カメラを受けられた方。
直腸に上記写真のような病変を認め、当院で「日帰り内視鏡治療」を
受けられました。
病理は良性の「高度異型腺腫」というもので、早期大腸がんの一歩手前の病変でした。
症例➁;便潜血陽性を放置して5年経過して血便があり当院を受診。
人生で初めて、大腸カメラを受けられました。
写真のような大腸進行がんを認めました。
大学病院で腹腔鏡による大腸切除を受けられました。
5年前に受診していれば症例①のような良性の「腺腫」という段階で
内視鏡治療できていたかも知れません。
血便(もちろん便潜血陽性)になったら、大腸カメラを受けましょう‼‼
~苦しさと痛みに配慮した胃大腸内視鏡検査~
当院では、
「苦しさと痛みに配慮した胃大腸内視鏡検査」
を提供することを第一に考えています。そのためにまず、これまで培ってきた内視鏡技術の経験を十分に活かした検査を行っています。
内視鏡を専門とする医師が、臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知していますので、安心してお任せください。
そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。多くの経験により検査中の苦しさを軽減し、検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮しています。みなさまから検査後に「思った以上に楽だった」と思っていただける内視鏡検査を実践しています。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。