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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年02月27日
こんにちは。副院長の東です。
少しずつ朝の厳しい寒さも和らいできている気がします。
着実に春に向かって気候が変化してきていますね。
家族歴は大腸がんのリスク因子
50歳になる前に発症する大腸がんを「若年性大腸がん」と呼んでいます。
家族歴がどの程度、大腸がんの発症リスクに寄与するかが明らかになりました。
家族歴というのは、親戚に病気になった人がいるかという事です。
第一度近親者 親、兄弟
第二度近親者 おじやおば、祖父母、孫、甥、姪
第三度近親者 いとこ、曽祖父母、曾孫
上記に若年性大腸がんの人がいた場合には、「若年性大腸がん」の発症リスクが上昇します。
第一度近親者 6倍
第二度近親者 3.1倍
第三度近親者 1.56倍
しかも年齢に関わりなく「大腸がん」を発症するリスクも上昇します。
第一度近親者 2.6倍
第二度近親者 1.96倍
第三度近親者 1.3倍
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1877782121000904?via%3Dihub
大腸がんは近年において増えているがんの代表格です。
家族歴に若年性大腸がんの方がいれば、やはり早めの大腸内鏡検査によるチェックが必要です。
ぜひ当院にご相談ください。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。