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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年03月13日
こんにちは。副院長の東です。
卒業式シーズンを迎えていますね。3月に入ってから、卒業するのかなと思われる学生を見かけます。
コロナ禍のなかでの入試はさぞ大変だったと思います。
結果がどうであれ、新たな気持ちで4月からの春のシーズンを迎えてください。
生活習慣病は何から始まる?
4月からの新年度になると、健康診断のシーズンが始まります。
一般の健康診断では「がん」というよりも「生活習慣病」を調べる意味合いが強いと思います。
生活習慣病は、高血圧、糖尿病、高脂血症が該当します。
どのように病気にかかっていくのか、データから考えてみました。
高血圧 3100万人、予備軍 2000万人
高脂血症 3000万人
糖尿病 740万人、予備軍 880万人
患者数で見てみると、高血圧、高脂血症、糖尿病の順になります。
肥満の人が病気を生活習慣病を複数持っているかどうかを見てみると。
肥満 20%
1疾患のみ 47%
いずれか2疾患 28%
3疾患すべて 5%
1~2疾患まで持つことが多いことがわかります。
年代別でみてみると、
40歳代から高血圧は病気を持っている割合が一番多く、次に高脂血症、そして糖尿病です。
ということは、高血圧にまずは注意する必要がありますね。
生活習慣病の治療の基本は、まずは内服薬ではありません!!
運動療法・・・歩くことから始めましょう
食事療法・・・塩分量、食べ過ぎに注意、栄養バランスを考えましょう
そして、過度の飲酒、過度のストレス、喫煙も控えると良いと思います。
生活習慣病の始まりは「高血圧」であることが多いことが推測されます。
病気を進行させないためには、まずは自分で出来る生活習慣の改善から始めましょう。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。