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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年06月15日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「大腸ポリープ、大腸がんがわずか数分で治るの?」というお話です。
当院では、内視鏡治療のうち、ポリペクトミーと内視鏡的粘膜切除術(EMR)をいうものを行っています。
大きい病変などは大学病院や総合病院などで、内視鏡的粘膜下層粘膜剥離術(ESD)を行うために紹介します。
良性の大腸ポリープ、大腸がん(がんが粘膜に近い浅いところにとどまっているもの)が内視鏡治療の適応となります。
図の左から2番目くらいまでの浅いがんであれば、内視鏡治療が可能です。
5mm以下のものであれば、数秒で治療できます。
5-10㎜くらいの多少大きいものでも1,2分で切除できます。
しかも10-20㎜くらいの大きさでは、EMRをすることが多いのですが
EMRは多少時間はかかりますが5-10分程度で終了します。
良性の大腸ポリープは切除することで、将来的にそのポリープが大腸がんになるリスクをなくすことができます。
大腸がんの早期のものは、内視鏡治療が可能です。
わずか数分でがんが治療できるというのは、かなり魅力的だと思いませんか?
ぜひ、早期発見、早期治療で大腸がんの予防、そして早期治療をしましょう。
当院の内視鏡検査の特徴は、「安全に苦しさと痛みに配慮した内視鏡検査を提供する」「見逃しのない高精度な観察を行う」ということです。
これまで培ってきた内視鏡検査の経験を十分に活かして高精度で安全な内視鏡検査、治療を行うように努めています。内視鏡を専門とする医師が、各臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知していますので、安心してお任せください。
そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。こちらも多くの経験により検査が苦しさと、検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮するように努めています。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。