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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年07月06日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は「大腸ポリープは日帰り手術があたり前?」というお話です。
当院では、以前から当たり前のように「日帰りで大腸ポリープ切除」が受けられます。
ほとんどの大腸ポリープは、日帰り大腸ポリープ切除術が可能です。
他の医療機関では、「大腸ポリープは日帰りでは絶対に切除しない‼」というルールがあるところがあります。2度手間になり、時間的にも精神的にも金額的にも痛手ですよね。
入院したからといって、術後のリスクは変わりません。
日帰り大腸ポリープ切除は、通常の検査にわずか数秒から数十分で行うこともできます。
だったら、日帰りの方が良いですよね??
ただし、例外があります。
内視鏡治療が可能な病変であっても、巨大ポリープで特殊な内視鏡治療が必要、または入院治療が必要な場合、そして明らかに進行大腸がんであり、外科的手術の適応(内視鏡治療の適応外)と判断された場合などです。
また、抗凝固薬などを飲んでいて、休薬ができず出血のリスクがかなり高い場合(飲んでいてもポリープ切除可能なタイプの薬もあります)なども入院治療が必要になります。
上記のものは、わずかしかないため基本的にほとんどのポリープは、「日帰りポリープ切除は可能」です。
もちろん、「日帰りポリープ切除」は手術なのでリスクはあります。
ただし、そのリスクは非常に可能性が低いもので
数百人から数千人して1例程度の確率です。
また、そのような事がないように当院では細心の注意を払って、内視鏡治療を行っています。
症例をご紹介します
症例1;数秒で内視鏡治療が終了した良性の大腸ポリープ
症例2;数分で内視鏡治療が終了した早期大腸がん(内視鏡治療で完治)
症例3;内視鏡治療可能であったが、入院治療が必要な巨大な早期大腸がん(内視鏡治療で完治)
症例4;内視鏡治療適応外の進行大腸がん
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。