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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年07月13日
〇〇さんの胃にはピロリ菌いませんよ‼
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今日は「〇〇さんの胃にはピロリ菌いませんよ‼」というお話です。
みなさんはピロリ菌を知っていますか?
もう何度もブログやホームページ、youtubeなどでもお話していますので知っている方も多くいると思います。
しかし、「ピロリ菌」という言葉自体を知っていても、自分の胃にいるかどうかを知らない人が多くいます。
実際に外来にくる初診の患者さんに聞いて知らない方が多いです。
胃カメラをしていてもです。
ピロリ菌に感染すると、ヘリコバクターピロリ胃炎という慢性胃炎を発症します。
萎縮性胃炎と言われるものです。
慢性の炎症が続くことで、慢性胃炎の状態となり一部の方に胃がんが発生します。
そして胃がんの98-99%は、ピロリ菌が原因といわれています。
ピロリ菌がいるかいないかを知ることは、胃がん予防の観点から非常に重要です。
当院では、胃カメラを受けた際には、「ピロリ菌がいない胃」、「ピロリ菌がいた胃(除菌後)」、「ピロリ菌がいる胃」、「ピロリ菌がいるかいないか微妙な胃」なのかご説明します。
*萎縮性胃炎あり(ピロリ陽性)
*萎縮性胃炎なし(ピロリ陰性)
胃カメラの結果次第でピロリ菌の追加検査を行います。
胃カメラを行い、ピロリ胃炎と診断できれば、保険でピロリ菌の検査が可能です。
積極的にピロリ菌を検査し、感染が確認できた場合は除菌しましょう。
除菌後も胃がんのリスクがありますので定期的に胃カメラを受けましょう。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。