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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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胃潰瘍の原因は?

2022年08月21日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

蒸し暑い気候が続いています。熱中症に気を付けてこまめな水分をしましょう。

 

胃潰瘍の原因は?

 

消化器の症状として、胃の痛みを感じる人は多いと思います。

その原因としては、胃潰瘍、逆流性食道炎による胃酸過多が考えられますが、

胃カメラ検査をする中で、胃潰瘍を認めることは以前ほど多くはありません。

 

 

胃潰瘍の原因として

1.ピロリ菌感染

2.鎮痛剤の使用(痛み止め)

3.抗凝固薬、抗血小板薬などの血液をサラサラにする薬

 

が考えられます。

ピロリ菌除菌療法が保険適応となり、未治療のピロリ菌感染者は確実に減ってきています。

それでも、健診で血液検査、胃X線検査でピロリ菌感染症を疑われて受診する方はゼロではありません。

吐血(血を吐く)したり、あるいは血が時間が経って酸化し黒色便となる症状は胃潰瘍を疑う症状なのですが、

長らく大学病院に勤務していましたが、救急で搬送されるケースも減っていました。

 

その中で、注意したいのはやはり痛み止め、血液サラサラにする薬を使用している時です。

処方される先生が、胃薬を一緒に処方する事が多くなったので、

以前ほど胃潰瘍を認めることは少なくなっています。

 

胃は、症状だけで胃炎なのか、胃潰瘍なのか、胃がんが隠れているのかを判断することが困難です。

長らく症状がある方はぜひ一度受診してください。

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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