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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年09月28日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「これだけはやめてください。後悔しないために…。」というお話です。
今回は、胃がん、食道がんについてです。
みなさんは胃がん、食道がんを見つける機会を見逃してはいませんか?
消化器内科でよく遭遇するパターンをご紹介します。
まずは食道がんについてです。
食道がんの危険は何と言っても喫煙とアルコールです。
➀なんか食道の違和感あるけど大丈夫かな??
→この時に逆流性食道炎だろうから大丈夫だろうと思うと食道がんの発見が遅れる場合があります。
②検診の胃透視検査で食道の所見を言われてないから大丈夫
→検診などで行われる胃透視検査では食道がんのわずかな変化は発見できません。見逃されてしまいます。。
特に喫煙、飲酒される方は胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を受けられる機会があれば
チャンスと思い受けるようにしましょう。また積極的に胃カメラを受けるのも大事です。
次に胃がんについてです。
➀ピロリ菌の検査ができる時はしておきましょう。
→検診や人間ドックでピロリ菌の検査が追加できる場合はしておきましょう。
何といっても胃がんの原因はピロリ菌です。
*すでにピロリ菌がいない、いるとわかっている場合は検査は不要です。
*ABC検診でもピロリ菌の検査が含まれているので積極的に受けましょう。
②検診の胃透視検査で異常なしだから胃がんはない?
→初期の胃がんは胃透視検査では発見が困難です。すでに胃の症状がある場合、ピロリ菌がいる、もしくは除菌している場合などは積極的に胃カメラを受けましょう。
③ピロリ菌陽性、胃透視検査で要精密検査と指摘されたが、胃カメラを受けていない。
→時々、いらっしゃいます。自分は大丈夫だろう、ピロリ菌なんていたって大丈夫だろう、今は忙しいからまた今度にしよう。など理由は様々ですが検査を受けない方がいますが、たまに進行胃がんなどが隠れていることがあります。
何かきっかけがあれば胃カメラを受けましょう。
当院では積極的に胃カメラを受けていただくことで、早期がんの発見ができるように努めています。
是非、ご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。