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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年10月06日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。今回は大腸がんのお話です。
便潜血検査は大腸がん検診として、非常に有効とされています。
大腸がんの死亡率を低下させます。世界的に認められている検査です。陽性であれば、絶対に大腸内視鏡検査を受けましょう。
便潜血陽性になっても、実は3割くらいの方が大腸内視鏡検査を受けていません。放置しています。
これは大変危険な選択です。絶対に大腸内視鏡検査を受けましょう‼
では、陰性の方には大腸がんは絶対ないのでしょうか?
実は、約20-30%の進行大腸がんは便潜血検査で見逃されている可能性があります‼
*便潜血が陰性の進行大腸がん
便潜血検査が陰性であっても、すでに便秘、下痢、腹痛、血便などがある場合は大腸内視鏡検査を受けましょう。
また、血縁関係のある親族に大腸がんの方がいる場合も注意が必要です。
大腸がんはかなり大きくならないと、症状は出ないので要注意です。
何度も言いますが、自覚症状がある方は便潜血検査が陰性であっても大腸内視鏡検査をお勧めします。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。