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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年11月09日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「胃がん、おなか切りますか?切りませんか?」というお話です。
ひと昔前までは、すべての胃がんはおなかを切って胃の一部もしくは全部を切除していました。
内視鏡治療ができるようになって治療の選択肢が広がりました。
日本ではもともと胃がんが多く、内視鏡機器の質も内視鏡医の質も良く多く胃がんが発見されるため、多くの研究が行われています。
どの胃がんが内視鏡治療の適応で、どの胃がんが内視鏡治療適応外か事細かくガイドラインで決まっています。
おなかを切ることは侵襲が高く、そして胃を切除することで合併症がでることもあります。
しかし、内視鏡治療は通常の胃カメラで治療でき、自分の胃の壁を薄く削り取っているだけなので、術前と術後はほぼ変化はありません。
食生活の注意もまったくありません。
今は低侵襲のがん治療ができる世の中になっています。
この治療をするためには、早期に発見するしかありません。
そのためにすることは胃カメラを受けることです。
胃カメラを受けましょう。
*早期胃がん 内視鏡治療 わずか1時間で治療完了 完治
*早期胃がん 外科的治療 胃の一部を切除
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。