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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年11月16日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「日本では大腸がん死亡率が増えて、欧米では減っているのはなぜ?」というお話です。
最近、大腸がんの死亡率が日本では増加、欧米では低下の傾向があります!
これはなぜかというと、そもそも健診で行われている「便潜血検査」の受診率が圧倒的に低く、そしてさらに便潜血陽性の方の精密検査としての大腸内視鏡検査の受診率も低いからです。
アメリカでは、便潜血検査による検診と50歳を過ぎた国民に無料で1回行える大腸内視鏡検査をあわせると、大腸がん検診受診率は約70%と報告されています。その一方、日本では、便潜血検査による大腸がん検診受診率は約20%と圧倒的に低く、便潜血検査が陽性でも10人中4人は放置して精密検査としての大腸内視鏡検査を受けていません。
当院では、内視鏡検査(胃カメラと大腸カメラ)をメインに診療しています。受診していただき、「大腸がんを早く発見したい、大腸ポリープを切除して大腸がんの予防をしたい」という強い思いの患者さんに対しては、精一杯の努力をして診療しています。
実際、多くの大腸ポリープや大腸がんを発見して患者さんの大腸がんによる死亡を防ぐことができています。
大腸がん、気になりませんか?
気になる方は当院を受診してみてください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。