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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年11月30日
たまプラーザ南口胃腸クリニックの久津川です。
最近、消化器系のがんが増加しています。
ただし、食道がんは内視鏡での早期発見もできれば、内視鏡治療ができる時代になっています。
内視鏡治療はここ数年でかなり進歩しています。
内視鏡で治療できれば、ほぼ術前と変わらない生活ができ治療も数十分から数時間で終了してしまいます。
おなかをきったり、抗がん剤を使ったり、放射線治療をしなくてすみます。
では、食道がんを早期発見するためにはどうすれば良いのでしょうか?
➀まずは胃カメラを受ける
→胃カメラを受けない限り、早期食道がんは発見できません。
検診の胃造影検査では、発見することはかなり困難です。
特にリスクのある、喫煙、飲酒をする方は注意してください。
受動喫煙でもリスクがあるため、周囲に喫煙者がいる場合も注意が必要です‼‼
➁高画質の胃カメラ検査を受ける
→早期の食道がんは通常内視鏡でも発見は難しく、高画質でないと見逃してしまうこともあります。高画質であるほど、少しの凹みや赤みが発見しやすいです。
そして、NBIという機器が付いた胃カメラを受けることが必要です。
NBIをつかうことでより発見しやすくなります。
③経験豊富な内視鏡医の検査を受ける
当クリニックの内視鏡医は、毎日、がんの早期発見のために尽力しています。
経験が多い内視鏡医が丁寧に検査をすることで、微細な粘膜面の変化を発見することができます。
患者さんの食道がんのリスクや内視鏡時の食道の炎症具合などを判断し、適宜ルゴール染色という追加の検査を行います。
当院では、胃カメラを受けていただければ全医師がみなさまの食道の状態を丁寧に診断します。
*早期食道がんの高画質胃カメラによる通常観察
*NBI機能を使っての観察
*ルゴール染色を使っての観察
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。