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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年12月28日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は診察室でよく尋ねられる「胃がんは日帰りで切除できますか?」というお話です。
当院では、大腸に関しては切除できるものは日帰り内視鏡切除を行っています。
大腸ポリープや大腸がんを発見して、サイズや形などから、内視鏡治療の適応で当院で行うポリペクトミーやEMR(内視鏡的粘膜切除術)で切除可能なものは日帰りで切除します。
当院でも、サイズや形などからESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という治療が必要であれば、大学病院や総合病院に紹介します。
なぜなら、ESDは入院が必要だからです。当院には入院設備はないため、ESDはできません。
*ESDが行われた早期大腸がん
胃がんに関しては、内視鏡治療の適応病変は、ほぼすべての病変がESDで治療が行われています。ESDは大腸同様入院が必要です。
胃がんのESDは、小さなもので1時間以内、大きいものでは2,3時間かかることもあります。胃がんはESDできると、術後はまったく術前と変化がないため食事など注意が不要です。胃を切除したり、全摘する術後に様々な注意が必要になります。
当院では治療はできませんが、胃がんの発見にはかなり力を入れています。
患者さんの苦痛が軽減できるように鎮静剤を使用します。
そして、早期発見が少しでもできるように高画質の胃カメラ機器を使用しています。
このような胃がんであれば、1時間程度でESD可能です。
*ESDが行われた早期胃がん
是非一度、当院で胃カメラしてみませんか?
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。