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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年01月09日
こんにちは。副院長の東です。
寒い日々が続いています。2023年もよろしくお願い致します。
早期がんについて
2022年を振り返ってみると、内視鏡で見つかった「早期がん」のケースのほとんどが無症状でした。
「がん」の発見と、検査に至ったきっかけや症状には関係がないと断言できます。
胃カメラでは、早期食道がん、早期胃がんを数例において発見することができました。
入院できる近隣の病院施設へ速やかに紹介させていただき、全てで内視鏡的に切除でき完治したと報告を受けました。
やはり早期発見、早期治療は重要なんだと再認識しました。
大腸カメラでは、早期大腸がんを10例以上診断、治療しました。
大腸ポリープとして内視鏡的に切除し、切除した病変による顕微鏡的な病理診断で一部にがんが混じっているケースが多く、
ほとんどが内視鏡的に切除し完治しました。
その中で、8mmくらいの小さなポリープでも病理診断でがんの浸潤がかなり進んでいた病変も1例ありました。
内視鏡検査時に、当院のように日帰りでの内視鏡的切除が難しいと判断された3cmを超えるような大型病変は、
速やかに近隣の病院施設へ紹介し、こちらも全てで内視鏡的に完治したと報告受けました。
早期の食道がん、胃がん、大腸がんは全く症状がありません。
何らかの症状があって検査に至り、偶然内視鏡検査で見つかることがほとんどなのです。
健診で要精査となった胃レントゲン検査や便潜血は、内視鏡検査をするきっかけとなりえますが、
ほとんどが早期がんと関係ないと思われます。
便潜血は毎年陰性だったけど・・・。当然ポリープは1年前にはあったはずなのです。
もちろん、進行がんに関しては症状があることもあり、この限りではありません。
進行がんの症状で唯一いえるのが、「血便の自覚」。
症状と進行がんに関係あると考えられたケースでは、ほとんどが持続する血便でした。
「自分は大丈夫」、「症状がないから心配していない」
根拠のない自信から、早期がんを発見する機会を失っているかもしれません。
2023年、健康チェックのために「内視鏡検査を受けてみよう」と一歩踏み出してください。
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。