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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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食道胃接合部がんは早期発見すれば内視鏡治療可能です。

2023年03月15日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。

今回は、食道胃接合部がんのお話です。

日本では食道胃接合部から上下2cmを食道胃接合部領域とし、その範囲にがんを食道胃接合部がんと定義しています。

要はこの写真に見えているあたりにあれば、食道胃接合部がんになります。

*食道胃接合部

胃酸逆流が原因と考えられています。

逆流性食道炎の増加に伴い、今後増加すると考えられています。

早期に発見できれば、内視鏡治療が可能です。

検診のレントゲン検査では早期のものはほぼ発見できません。

胃カメラ検査が重要になります。

この方は、定期的に胃カメラを受けていたため早期に発見でき、1時間程度の内視鏡治療で完治しました。

*食道胃接合部がん(早期)

 

この方は、食べ物がつまるということで当院を受診されました。

胃カメラは受けていませんでした。

食道と胃の境界に進行がんを認め、食道は狭くなっていました。

生検で「がん」と診断され、がん専門病院を受診されました。

外科的手術、抗がん剤治療などの選択肢もありましたが、高齢のため治療を希望されず、経過観察を選ばれました。

*食道胃接合部がん 1枚目;胃の中からの写真 2枚目;食道からの写真

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この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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