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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年04月09日
こんにちは。副院長の東です。
入社式、入学式を終えた新入社員、新1年生を見かけますね。
新しい環境でのスタート、応援しています。
バレット食道とは??
食道と胃のつなぎ目を食道胃接合部といいます。
もともと食道だった粘膜が胃の粘膜に置き換わってしまった状態をバレット食道と呼びます。
医学的には、「食道内に存在する円柱上皮で腸上皮化生を伴ったもの」となります。
その胃粘膜(腺円柱上皮)の長さから、SSBE(ショート)、LSBE(ロング)と定義されます。
逆流性食道炎による炎症が主たる原因と考えられ、
将来的なバレット食道腺癌の発生母地なのです。
バレット??
発見された人の名前なんだろうと思っていましたら、やはりそうでした。
1950年にロンドン大学のNorman Barrettが最初に報告したとされています。
バレット食道は英語で書くとBarrett’s esophagusなのですが、
訳すと”バレットさんの食道” なんですよね。
~の所有物をしめす「 ‘s」が何でつくのでしょうね?
そのあたりの事情が分かる方がいましたら教えてください。
内視鏡チャンネルにアップしたばかりなので参考にしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Sgoc79svbJY
この記事を書いた人
東 瑞智
医師
北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。