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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年04月12日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「あなたにもあるかも大腸ポリープ」というお話です。
2019年のがんの罹患数を見てみると、男女総数でもっとも多いのが大腸がん、次いで肺がん、胃がんと続きます。
また、2021年のがん死亡数を確認してみると、男女計で1位肺がん、2位大腸がん、3位胃がんとなっており、大腸がんにかかる方が多く、加えて大腸がんで亡くなっている方が多いことがわかります。
大腸がんは早期に発見すれば、完治するがんです。
しかもこのような良性のうちに大腸ポリープを切除することで大腸がんの予防になります。
ぜひ、当院で大腸カメラを受けてみてください。
皆さんはご存知ないかもしれませんが、大腸内視鏡検査をはじめて受ける方の半数以上に大腸ポリープが存在します。
自分は大丈夫、大腸ポリープ、大腸がんはないだろうと思う方も多いでしょう。
この方は、便潜血検査で陽性となり受診されました。腹部症状、便通異常は全くなく、検診で異常を指摘されなければ、大腸カメラを受けるつもりは全くなかったそうです。
たくさんポリープがあったので、1回では取りきれず、もう2回大腸内視鏡検査を行いました。まだ小さいものはありますが、また1年後に検査予定です。
意外に多くの方に気づかないうちに大腸ポリープが出来ています。
大腸がんでさえも症状は全く出ず、血便などの症状が出た時には進行がんだったということも珍しくありません。
一度、大腸カメラをご検討ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。