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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年04月26日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
当院では診療日は毎日、胃カメラ、大腸カメラを合わせて30-40件くらいの検査を行っています。
胃カメラは基本的に検査のみで、胃がんやポリープの治療を行うことはありません。
基本的に入院治療が必要であり、治療が必要な病変があれば総合病院や大学病院に紹介し、治療をしてもらうことになります。
しかし、大腸カメラでは大腸ポリープや大腸がんで治療適応の病変で入院治療や特殊治療が必要な病変でない限り、日帰り内視鏡治療が可能です。
しかも、大腸がんはこのような大腸ポリープを切除することで予防につながります。
有名人の方が大腸がんで亡くなった、大腸ポリープを切除したというニュースを見たり、身近な人が大腸がんになった大腸ポリープを切除したというのを耳にしたら、大腸カメラを受けるのを躊躇せず、大腸カメラを受けましょう。
次にこちらをご覧ください。
この写真は、18枚の内視鏡写真をパッチワークのように貼り付けたものです。
うつっているのは18個のポリープです。
なんとこれは、たった1日で私が発見した大腸ポリープです。
この日は、8人の方が大腸内視鏡検査を受けて、18個のポリープを発見しました。
小さいものから大きいものまで様々です。
Aさんは平坦な病変を数個切除しましたが、このポリープは大きく今後、入院治療を受ける予定です。この病変は良性であり、切除すれば大腸がんの予防になります。
*Aさんの今後切除予定のポリープ
Bさんは5年前に大腸ポリープ切除をしましたが、その後受けておらず受診されました。
たくさんポリープがあったので、1回では取りきれず、残りのポリープは次回切除予定です。
すべて良性のポリープであり、切除することで大腸がんの予防になります。
*Bさんの日帰り大腸ポリープ内視鏡治療を行ったポリープ
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。