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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年05月31日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「がんを発見できる検査とは?」というお話です。
みなさん、健康診断で腫瘍マーカーを検査していませんか?
腫瘍マーカーは、「がんを発見できるかもしれないが高くないからといってがんがないとは限らない」という検査です。
腫瘍マーカーが正常値であるイコール、「がんはないから大丈夫‼‼」というわけではありません。
そして最近話題のN-noseはどうでしょうか?
N-noseも同様です。
もう少し診断の精度があがれば有効ですが、今はいろいろ問題があります。
腫瘍マーカーもN-noseも陽性になれば、今まで受けていなかった方が検査を受ける動機付けになるかもしれません。
お金に余裕があって、かつ上記リンク先の情報をしっかりと理解している方は検討してみてください。
今は、どこの臓器のがんであっても、そこの臓器を絞って検査をすることをお勧めします。
当院では、胃がん、食道がんに対しては胃カメラ検査、大腸がんに対しては大腸カメラ検査、
肝臓がん、胆のうがん、膵がんに対しては腹部超音波検査もしくはCT、MRI検査をお勧めしています。
*腫瘍マーカーが正常値の進行胃がん
*腫瘍マーカーが正常値の進行大腸がん(しかも便潜血検査も陰性)
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。