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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年09月14日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
大腸ポリープの中に「若年性ポリープ」というものがあります。
幼少児によく認められるため「若年性」という名前が付けられています。
しかし、約 1/3 は成人に発症します。
血便を認めて受診する人、便潜血陽性となって受診する人が多いです。
若年性ポリープは茎を有している「有茎性」のものが多く、典型的なポリープの形をしています。
平坦なポリープより便とこすれやすく出血することが多いため、血便の原因となります。
大きいのですが、がん化はしません。
がんの原因になるから切除するということではなく、出血の原因となるため切除となります。
20歳代、30歳代でも認められますのでもし血便が続く場合、便潜血が陽性となった場合はご相談ください。
@典型的な若年性ポリープ
@珍しい形をした若年性ポリープ
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。