MENU
閉じる
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年09月21日
なぜ医者は検診で胃のレントゲン検査を受けないのか?
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「なぜ医者は検診で胃のレントゲン検査を受けないのか?」というお話です。
答えはずばり、「胃のレントゲン検査で早期の胃がんが発見しづらいのを知っているからです。」
胃のレントゲン検査は、それなりに大きく、それなりに凹みや盛り上がりの強い病変しか発見できません。
最近、発見している内視鏡で完治可能な早期がんはほぼ全て胃レントゲン検査の精密検査ではなく、定期検査や胃の不調など症状があって受診された患者さんの胃カメラ検査で発見されたものです。
胃がんは、早期がんでもがんが深かったり、サイズが大きかったりすると内視鏡治療適応外と診断され、胃の一部を切除する外科的治療が必要となります。
胃がんはなるべく早く、小さいうちに発見するのが何よりも大事なのです。
そのためには胃のレントゲン検査ではなく、胃カメラを受けるのが大事になります?
よってこのような理由から「なぜ医者は検診で胃のレントゲン検査を受けません。」
@胃レントゲン検査では発見できない早期胃がん
一度、胃カメラを受けてみてはどうですか?
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。