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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年11月16日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「胃の症状があれば、胃カメラをする??」というお話です。
当院では、毎日のように胃カメラを何件もしています。
患者さんも苦しくなく受けられるためなのか、胃の調子が悪いと胃カメラを希望されます。
では、胃の調子が悪い人に必ず、胃カメラが必要なのでしょうか?
胃カメラの一番の目的は、胃がんがあるかないかを見極めることです。
胃の不調で外来受診される方の99%くらいは胃の中に「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃がん」はありません。
胃カメラを検討する場合は、
➀1年以上胃カメラを受けていない
②原因不明の体重減少を伴う食欲低下
③アニサキスを疑う胃痛 などです。
基本的には胃カメラをしても、異常ないのですが、胃の症状は精神的な影響が大きいのも事実です。
内服治療をしても改善がない場合は、胃カメラをして「異常なし」という安心を得られる場合もあります。
胃カメラをした方が良いのか?内服治療で様子をみるのか?
まずは、消化器内科医と相談してみましょう。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。