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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2023年11月29日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。 今日は、診察室で聞かれる中でも多い「大腸カメラは痛いですか?」というお話です。 正直にお話しすると、「大腸カメラは痛いことがあります。」 ただしこれは、鎮静剤を使わない場合です。 我々は毎日10件前後の大腸カメラを行っている「消化器内視鏡学会の専門医」ですが、そのようなエキスパートが行っても、半分くらいの方は鎮静剤がないと多少の痛みを感じます。 鎮静剤を使わず、「全く痛みがない大腸カメラを行います。」とは正直言えません。 痛みは、「腸の長さや形」「癒着の有無」「体型」「痛みの感じやすさ」などで人により異なります。 今まで一度も大腸カメラを受けたことがない人が、鎮静剤を使わないで検査を受け強い痛みを感じると「トラウマ」となり、次回の検査を敬遠してしまいがちです。 敬遠している期間に大腸ポリープや大腸がんが発生してしまうことがあります。 ぜひ、初めての大腸カメラは鎮静剤を使うことをお勧めします。 また、今まで大腸カメラを受けて、痛みのために敬遠している方は「鎮静剤を使った大腸カメラ」を検討ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。