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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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記憶と記録

2024年01月14日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

朝はすっきりと、吐く息も真っ白になる肌寒い毎日です。

温度差には気を付けましょう。

 

記憶と記録

 

 

消化管と食べ物は切っても切れない関係です。

食事をしなければ生きていくのに必要なエネルギーを得ることはできません。

逆に食事をしすぎれば過剰なエネルギーから弊害をもたらします。

いわゆる”食べ過ぎ”は消化管、特に胃にとってかなりの負担になります。

胃袋と言われるように、食べた物は胃酸で第一段階の消化されるまで蓄えられます。

 

胃酸は食べた物の量、内容によって胃壁細胞から自然と分泌されるものです。

食べ過ぎると胃酸は多く分泌され、胃粘膜を傷つけ、胃の働きを悪くしていきます。

胃の症状をコントロールするためには、やはり食事量をきちんと把握しなければいけません。

人間の記憶はあいまいです。

昨日の食事、一昨日の食事は覚えている方は多いでしょう。

しかしながら、1週間前の食事内容まですぐに言える方は多くないと思います。

人の記憶は曖昧なのです。

胃酸過多症状、逆流症状に悩んでいる方に外来で話をする診察する中で、食事量の話をよくします。

曖昧な記憶を正すものは何でしょうか?

それが記録なのです。

食べた食事の内容、ざっとの量(いつもと同じくらいか、多いか少ないか)を記録してみてください。

そして可能ならば、同じ時間で測る体重まで記録すると万全です。

単純に量が多ければ、体重は増えます。

内容を記録しておけば、どの食事内容で症状が出てくるのかが自ずとわかってきます。

 

記憶と記録

言い換えれば、

曖昧と正確

なのです。

 

胃の症状は食事内容と量に起因することがほとんどです。

僕は生活習慣病の一つだと考えています。

一緒に問題を見つけて、解決していきましょう。

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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