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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2024年07月03日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川 です。 今回は、「大腸ポリープを見逃さないための方法とは?」というお話です。 我々、内視鏡医の目標は、「見逃しのない高精度の内視鏡検査」を患者さん全員に提供することです。 以前、書いたように鎮静剤を使うこと、時間をかけて丁寧に観察することはもちろんですが、 それだけでは見逃してしまうこともあります。 さらに見逃しを減らすため、我々はさまざまなことをしています。 まずは、インジゴカルミンの使用です。 インジゴカルミンという青い色素を散布することにより、 大腸ポリープの検出率が向上することが報告されています。 *インジゴカルミンの使用で発見できた大腸ポリープ また、NBIという特殊な光を用いた観察でも大腸ポリープの 検出率が向上することが報告されています。 *NBIの使用にて、正常粘膜より濃い緑色(もしくは茶色)になるため発見しやすくなります。 また、先端フードという器具を大腸カメラの先につけることにより、 挿入性の向上、大腸ポリープの発見の向上が認められています。 患者さんにできる最善の方法で大腸内視鏡検査を行っています。 ぜひ一度当院で大腸内視鏡検査を受けてみてください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。