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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

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がんのリスク因子

2024年09月08日

  • 副院長ブログ

こんにちは。副院長の東です。

9月に入ってもまだ暑い日々が続いています。

冷房の効きすぎた室内との温度差には気を付けましょう。

決して体を冷やしすぎないようにして下さい。

 

がんのリスク因子

 

 

がんは遺伝子のトラブルから起こる病気です。

アメリカからがんのリスク因子に関する研究報告が発表されました。

https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21858

米国におけるがん罹患の約40%とがん死亡の44%が、修正可能なリスク因子に起因しているとの事。

特に喫煙、過体重、飲酒が主要なリスク因子であると指摘しています。

 

論文の内容は、

2019年に米国でがんと診断された30歳以上の成人を対象にしています。

30のがん種について修正可能なリスク因子に起因する割合と死亡数を推定しました。

リスク因子は以下の通り

喫煙(現在および過去)

受動喫煙

過体重

飲酒

赤肉および加工肉の摂取

果物や野菜の摂取不足

食物繊維およびカルシウムの摂取不足

運動不足

紫外線

7つの発がん性感染症

です。

 

全がんの罹患/死亡に関連するリスク因子の

1位 喫煙(19.3%/28.5%)

2位 過体重(7.6%/7.3%)

3位 飲酒(5.4%/4.1%)

となっています。

 

喫煙対策化、禁煙支援プログラム、健康的な体重維持の推進、適切な飲酒制限、バランスの取れた食事、定期的な運動

が大切であると言っています。

 

大腸がんに関しては、

飲酒、赤肉および加工肉の摂取、食物繊維およびカルシウムの摂取不足

胃がんに関しては

ヘリコバクター・ピロリ菌感染

が、やっぱり関係しています。

 

食事、運動、喫煙、飲酒を適正化することでがんのリスクを下げられることは明白です。

少しでもリスクが減らせるようにしていきましょう。

そして、消化器がんに関しては、

胃カメラ、大腸カメラ、腹部超音波検査を定期的に受けましょう。

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この記事を書いた人

東 瑞智

医師

北里大学医学部を卒業。北里大学病院消化器内科で、消化器がんの内視鏡診断・治療、抗がん剤治療だけでなく、難治性逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの消化器良性疾患の治療に従事。2020年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

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