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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2024年10月17日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「大腸ポリープを発見する努力」というお話です。
大腸カメラの目的は、病変の発見です。
これができなければ検査を受けた意味がありません。
大腸の病変は、ほぼ大腸ポリープです。
患者さん側の努力は、検査前の食事制限をしっかり守って、
下剤をしっかり飲んで大腸内をきれいにすることです。
我々医師は、病変を見逃さないように努力しています。
時間をかけてみることはもちろんですが、そのほかにもしていることがあります。
➀NBIで観察する;
NBIはボタンひとつで変更できる特殊な観察技術です。
正常な粘膜は緑色、大腸ポリープは緑色になります。
通常の観察では、大腸ポリープの初期は正常粘膜と同じような色なので
発見するのが困難です。
NBIでは、発見するのが容易になります。
当院では通常の観察をするのはもちろんですが、NBIでの観察も追加して
大腸ポリープを見逃さないようにしています。
②インジゴカルミンを散布して観察する;
インジゴカルミンは青い色素です。これを撒くことにより、表面の構造が観察しやすくなります。
大腸ポリープの多くは盛り上がりがあまりなく、目立たないものが多いです。
インジゴカルミンを散布することで目立つようになります。
当院ではNBIとインジゴカルミンの観察を併用することで
大腸ポリープの発見率を向上させる努力をしています。
ぜひ当院で大腸カメラ検査を受けてみてください。