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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年01月08日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「なんで胃カメラはきついのか?」というお話です。
まだ受けていない方は、様々なうわさや口コミなどで「胃カメラはきついもの」という
先入観があると思います。
ではなぜ、胃カメラは「きつい」「苦しい」というイメージがあるのでしょうか?
そして、そのきつさや苦しさを解消するためにはどうすれば良いかということも解説していきます。
・なぜ、胃カメラはきついのか??
胃カメラは、鼻、もしくは口から挿入します。
口からの挿入の場合は、舌の上に内視鏡がずっと触れているために
オェ、オェする反射が起きます。
これはきついです。
そして、のどから食道に入る時は狭いところを通るため、違和感や痛みが生じます、
これもきついのです。
そして、胃から十二指腸に入る時には胃カメラを押し込むため胃が押されて伸びて
かなり苦しくなります、
そして、最後に胃を膨らませないと観察ができないため、空気をいっぱい入れます。
これもきついです。
我慢できず、げっぷをしてしまうとまた空気を入れて膨らませなくてはいけません。
このような何個も胃カメラがきつい理由はあります。
では、これらを解決するにはどうすれば良いのでしょうか。
経鼻内視鏡を使うことも一つの方法です。しかしこれは反射を抑えることは可能ですが、
それ以外のきつさを軽減することはできません。
我々がベストだと思う方法は、「鎮静剤を使うこと」です。
鎮静剤をつかうことで、上記すべてを軽減できます。
当院でも鎮静剤を使った胃カメラをお勧めしています。
胃カメラがきつそうだからと敬遠している人、以前の検査がきつくて定期検査から遠のいている人などはぜひ、当院で胃カメラ検査を受けてみてください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。