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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年01月22日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は「大腸ポリープって取るの難しいの?」というお話です。
答えは、「ポリープの形やサイズによる」です。
あまり、はっきりしない答えになっていますね。
これは、細かく話すと専門医レベルになってしまいます。
我々、消化器内視鏡専門医は経験により瞬時にクリニックで取れるレベルか大学病院レベルで内視鏡治療できるレベルか内視鏡治療できない外科的手術が必要なレベルのものか判断します。
ただし、大腸ポリープのほとんどのものはクリニックレベルで簡単に治療可能です。
多少大きなものでも5-10分程度で治療可能です。
大腸ポリープは、切除することで大腸がんの予防になります。
浅いところまでの早期がんは内視鏡治療で完治できます。
ぜひ、一度大腸カメラを受けてみてください。
@当クリニックで切除できるポリープの例
@総合病院、大学病院での内視鏡治療が必要な例
・サイズが大きく入院治療が必要と判断
・入院治療が必要な内視鏡的粘膜下層剥離術が必要と判断
@外科的手術が必要な例
良性のポリープでお腹を切って手術することはほぼありません。
大腸がんになっても、浅い粘膜までのがんは内視鏡治療で治ります。
少し深い粘膜下層の浅いところまでのがんであれば、こちらも内視鏡治療で治ります。
ただし、それ以上深くなると外科的手術が必要となります。
・粘膜下層の深くまで浸潤した早期大腸癌 外科的手術
・大腸進行がん
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。