gototop

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ

Clinic Blog

メインビジュアル

何歳から大腸がんを気にした方が良いのか?

2025年01月29日

  • 副院長ブログ

たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。

今回は、「何歳から大腸がんを気にした方が良いのか?」というお話です。

アメリカでは大腸がんの検診開始時期を最新の勧告で

「50歳から」を「45歳から」に引き下げました。

これは、50歳未満で発症する大腸がん(早期発症大腸がん)が

世界的に急増しているからです。

早期発症大腸がんは診断が遅れることが多く、

診断時にはすでに進行していることも多く、亡くなる方も多いからです。

基本的に健康診断は、健康な方を対象としています。

健康診断では便潜血検査がメインですがこれは見逃しの可能性があります。

詳しくは当院のホームページをご覧ください。

基本的に厚生労働省が推奨する「大腸癌検診」の対象は40歳以上です。

大腸カメラは推奨する検診には、まだ認められていませんが

大腸がんを診療する医師で、便潜血検査をしている医師はほぼいません。

何か症状があれば、絶対に大腸内視鏡検査を受けましょう。

若年発症の大腸がんが増加している状況を考えると、

健康診断では30歳以上では便潜血検査をする。

陽性になれば絶対に絶対に大腸カメラを受ける。

下痢や便秘、血便、各種腹部症状があれば、消化器内科を受診する。

そこで専門医に大腸カメラが必要かどうか診てもらいましょう。

大腸カメラも30歳くらいから考慮しても良いかもしれません。

これはまだエビデンスもなく絶対的なものではありません。

20歳代の大腸がんは稀です。

30歳代の大腸がんは少ないのですが、ないわけではありません。

40歳代の大腸がんも時々あります。

また遺伝性の大腸がんもあり、これは若年で発症することもあります。

大腸がんは1、2年で手術が必要な進行がんにまで成長することはないため

まだ良性の大腸ポリープ、早期の大腸がんのうちに治療ができれば

外科的治療は必要ありません。

よって30歳で一度大腸カメラをすることによって、

自分の大腸の確認はできますし、大腸ポリープがあれば切除して

大腸がんの予防にもなります。

3分でわかる!苦しくなく痛みに配慮した内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

お電話からの予約はこちら

受付 9:00〜19:00(土日-16:00まで)

045-914-7666

WEBからのご予約

WEBからのご予約なら、時間を気にせず
24時間・365日、お気軽にご予約いただけます。

癌にならない腸活 実践メルマガ講座 ヨーグルト 内視鏡チャンネル

この記事を書いた人

この記事を書いた人

久津川 誠

医師

国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。

アーカイブ

お電話からの予約はこちら

受付 9:00〜19:00(土日-16:00まで)

045-914-7666

WEBからのご予約

WEBからのご予約なら、時間を気にせず
24時間・365日、お気軽にご予約いただけます。