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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2025年04月16日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、「たった数分で治る大腸がん」というお話です。
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックは、
「がんで亡くなる人を少しでも救いたい」というモットーで診療しています。
特に日本で一番多い「大腸がん」は、いったいどうすれば
早期発見、早期治療ができるのでしょうか?
それは、大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けることです。
大腸がんの早期発見、治療はもちろんのこと、
大腸ポリープの切除で大腸がんの予防にもなります。
今回は、運よく大腸ポリープが発見でき、
わずか数分で大腸がんが治療できた症例を提示します。
患者さんは、30年前にS状結腸の進行がんで手術を受けていました。
その後数年は定期的に大腸内視鏡検査を受けていました。
しかし当院を受診した際には10年間、大腸内視鏡検査を受けていませんでした。
このポリープは、やや隆起した平坦病変で大きさは12㎜程度です。
EMRという切除方法で治療しました。
発見から治療まで8分程度で治療は完了です。
検査2週間後に病理結果を説明しました。
早期大腸がんのうち粘膜内がんというもので、「大腸がんでしたよ」と
告知した際にはすでに治療は終了していました。
今後も定期的に大腸内視鏡検査が必要です。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。