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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年04月20日
こんにちは。医師の東です。
今日はあいにくの雨ですが、クリニックは皆様の健康のため通常通り診療しています。
さて、前回の続きで逆流性食道炎の話題、特にその原因についてお話します。
いろいろな考え方がありますが、わかりやすく2つの要因に分けて考えると理解しやすいと思います。
それは「胃酸分泌の増加」と「逆流の増加」です!
①胃酸分泌増加の要因として
ヘリコバクターピロリ菌 感染率の低下・・・胃が元気なので胃酸がよく出る状態にあります
食の欧米化・・・高脂肪、高カロリー食が原因となります
②逆流増加の要因として
肥満・・・食道胃接合部に内臓脂肪がつくことで角度が緩くなります
食道裂孔ヘルニア・・・食道と胃のつなぎ目の筋肉が弱くなって隙間が大きくなり、胃の上部の一部だけが食道の方にずれ出てきた状態です(写真参照)
亀背・・・高齢者の骨粗鬆症に伴うことが多いです
重要なことは、皆様が同一の原因で起こるわけではありません。
いくつかの要因が合わさっている事が多いので、上記に該当する方、お困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。
次回は治療について書きたいと思います!