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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2020年12月04日
こんにちは、スタッフのT です。
寒くなってきましたね、みなさん「医食同源」という言葉は聞いたことありますよね?「医食同源」とは、食べ物は病気予防や健康維持するために大切な役割を果たすという意味です。
風邪をひきやすい、疲れやすい…そんな身体の不調も毎日の食事の見直しで改善できるかもしれません。
「医食同源」の基本的な考え方を「五味五色」と言います。
「五味」は次の5つの味の事を言います。
酸味、苦味、甘味、辛味、塩味
「五色」は次の5つの色の食材の事を言います。
青(緑)、赤、黄、白、黒(玄)
この「五味五色」を組み合わせた食事を摂ることによって身体の弱った部分を補い、健康を維持することができると言われています。また、「五味五色」は、それぞれ肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓に働きかけるとも言われています。
<五味五色の効能とは>
◆酸味=青(緑)色の食材
肝臓は胃腸で消化吸収した栄養分をたくわえ、血液中に送る機能を果たしています。その時身体に有害な物質があればそれを解毒し、その働きを助けるのが酸味だと言われています。
◆苦味=赤色の食材
苦味は、心臓の働きを助け、熱を冷ます作用があります。赤色の食材は、血を補い、心臓の機能を高めて動悸を予防します。
◆甘味=黄色の食材
甘味は、心身の緊張をゆるめ、脾臓や消化器の働きを補います。ただし、甘味を摂りすぎると逆に消化器が疲れやすくなります。黄色の食材は、新陳代謝を活発にし、脾臓の働きを高めます。
◆辛味=白色の食材
辛味は発汗を促し、身体を温め、血の巡りを良くし、滞っているものを発散させる作用があり、肺の機能を助ける働きをします。
白色の食材は肺の働きを強化し、風邪を予防すると言われています。
◆塩味=黒(玄)色の食材
塩味は、ただの塩味に加え、ミネラルや旨味の事も含みます。身体の調子を整え、冷えを改善し、腎臓の働きを助けます。ただし、塩分の摂りすぎは逆に腎臓の機能を低下させるので注意が必要です。
気軽に普段の食事に取り入れる事で、病気を予防し、健康維持して行きたいですね。