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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2022年03月25日
こんにちは。スタッフのMiro です。
ようやく冬の寒さから解放されそうな今日この頃ですね。
先日、実家の母(九州田舎町在住)と電話で話したところ、「今日は高菜を漬け込んだ」と申しておりました。
高菜漬けは、関東でもコンビニのおにぎりの具材になっていたり、高菜炒飯などを召し上がる方もいらっしゃるかもしれませんが、主に九州で食べられているお漬け物です。
私の実家ではまるでお漬物屋さんかのように、色々な種類のお漬物を作っていました。
高菜や白菜の古漬け、たくあん漬け、瓜を酒粕に漬ける奈良漬等。
お漬物は発酵食品なのですが、スーパーで売っている浅漬けは発酵されていないものもあるそうです。キムチ漬けも同じく、発酵されていないキムチ風の味付けをしたものがあるとのこと。
そもそも、発酵とはなにかというと、微生物の働きによって、物質が変化していくことです。人間に有用なものに変わっていくことを発酵といいます。食べ物は発酵することによって旨味が出たり、保存がきくようになったり、善玉菌か増えたりします。
未発酵の浅漬けは、この微生物が働いておらず、旨味や塩分や酸味を加えた液に野菜を浸しているもので、生野菜にドレッシングをかけているのと同じようなものだということですね。
もちろん野菜を摂ることになるので、悪いことではないのですが、どうせ同じようなものを食べるのであれば、発酵しているものを食べ方がいい気がします。スーパーで買う白菜の浅漬けが実家で食べていたものと比べてなんだか物足りないと感じていたのは、この発酵の有無だったんだと思いました。
日本で古くから食べられるお漬物。乳酸菌と食物繊維が摂れる、腸には優れものの食べ物ですね。実家から送られてくる高菜漬けを楽しみに待って、塩分に気をつけながら美味しく頂きたいと思います。
実家から送られてきた高菜漬けと最近お気に入りのイカの塩辛です。どちらも発酵食品です。