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たまプラーザ南口胃腸内科クリニックブログ
Clinic Blog
2021年04月28日
たまプラーザ南口胃腸内科クリニックの久津川です。
今回は、当院に困惑した表情でこんなことを訴えてきた患者さんのお話です。
「鎮静剤を使った胃カメラを他院で受けたのですが、記憶はないんですが暴れてしまったらしく、もう当院へは来ないでください。と言われました!」
実は、このように「胃カメラもしくは大腸カメラで暴れてしまった」という方は珍しくありません。
なぜこのようなことが起きるかというと、ひとつ目は鎮静剤の種類、量のコントロールができていないこと、ふたつ目は内視鏡技術の問題です。
鎮静剤を適切に使わないと「脱抑制」(無意識、記憶がないのに暴れてしまう)ことがまれに起こります。適切に鎮静剤の種類や量をコントロールすることでこれはほぼ起こりません。
当院では経験豊富な消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医が適切に鎮静剤を使用しています。
また、患者の暴れる原因は痛みや苦しさのこともあります。担当医の内視鏡技術次第で、こちらも対応可能です。
もし、以前にこのようなトラブルやトラウマがあって内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を受けていない方はぜひご相談ください。
この記事を書いた人
久津川 誠
医師
国立熊本大学医学部を卒業。 世界消化器内視鏡学会より国際的優良施設として認定されている昭和大学横浜市北部病院で、内視鏡検査に関する高精度な診断・治療、さらには痛みの少ない大腸内視鏡の挿入法などを研究。 2015年より、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック勤務。