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I received the actual inspection
18歳の時に自らの精神的な弱さのため勉強から逃避し、大学受験という大きな壁に完全に打ち負けてしまいました。受験失敗後に「このままだと一生負け犬のまま終わってしまう」と自覚し、その当時の自分としては精一杯の一大決心をして、勉強に集中するため、そして勉強に集中できる環境に身を置くために故郷大分県から離れ、縁もゆかりもない広島県に単身乗り込みました。高校時代の友人などからの連絡を完全にシャットアウトするために寮(ベッドと机とユニットバスのみの2畳間ぐらいの大きさの部屋でした)に入り、「受験」と「弱い自分の心」に打ち勝つべく孤独で長い道のりの浪人生活を送ることとなりました。
この浪人生時代の大学入試センター試験が終わった直後の1月下旬早朝に右下腹部の激痛で目が覚めました。
寮の部屋で一人で苦しんでいましたが、どうにもこうにも我慢できなくなり近くのクリニックを受診しましたが、 精密検査が必要ということで広島市民病院に虫垂炎の疑いで搬送されました。
採血や腹部CTなどを行い、急性虫垂炎での右下腹部痛との診断となりましたが、医学部の2次試験を控えていましたので、抗生物質の点滴と内服で炎症を抑えてもらい、なんとか1泊入院だけで退院し、外科的手術を回避してもらいました
(世間一般で言われている「ちらしてもらった」ということです)。
その後は、痛みも出現することなく医学部の2次試験を無事に受けることができましたが、佐賀大学医学部の受験が終わり、帰りのバスの中で再度右下腹部の激痛がおそってきました。それからは痛みに耐えきれず、大分の実家の近くの医院で虫垂切除の外科的手術を受けました。虫垂の炎症がひどく、虫垂が穿孔(虫垂が炎症で穴があく状態)しており、腹膜炎になっていたとのことでした。 そのため腸が癒着しており、大腸内視鏡検査が難しいのではないかと常々思っていました。