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Intestinal Flora
腸に良い環境を作り出すためには、腸内で直接良い働きをする善玉菌を含む食材や、腸内細菌のエサとなり腸内細菌を増やし育てる食材を用いて、 食事を継続していくことが重要です。
「プロバイオティクス」は「共にいきる」を意味するギリシア語の「プロバイオシス」が語源とされています。わかりやすく言うと、「善玉菌そのもの、または死んだ善玉菌が体内に数日間滞在することで腸内環境を整えること」です。つまり生きた菌が含まれる味噌、納豆、ぬか漬け、キムチなどの食品類と、ヨーグルトなどの発酵乳、整腸剤と呼ばれる乳酸菌を代表とする生菌製剤にあたります。
「プレバイティクス」は、接頭語の[pre、~の前に]という意味から、腸という土壌を事前に耕してその土壌で善玉菌を育て増やすことです。言い換えると「有用菌である善玉菌を増殖、活性化し腸内環境を整えること」です。食物繊維やオリゴ糖が代表的なものです。
日本の伝統的な食生活は、すばり「和食」です。発酵食品、旬食材、出汁の旨味を活用した食事です。和食は多彩な食材を少しずつ、相性の良い野菜、海藻、発酵食品など豊富な種類を利用するため、腸内細菌にとっては優れた栄養成分となります。特に発酵食品に関しては、調味料として麹菌を媒介させた食文化として、味噌、醤油、酢、みりん、清酒があります。
健康的な食材選びとして「ま・ご・わ・や・さ・し・い・」という言葉が知られています。
体に必要な栄養素と食物繊維が豊富に含まれた食材を覚えやすくした言葉です。
今回、当院の看護師が中心となって、これをさらにパワーアップさせるため善玉菌を増やす働きをもつ発酵食品を加えた
「はつまごはやさしい」を提案します。
子育てをしている看護師ママ達が、腸の健康を保つためにそれぞれの頭文字から、発酵食品、豆類、ごま、海藻類、野菜類、魚、きのこ類、イモ類を使い、からだに優しい献立レシピを作成しました。実際に作って試食して美味しかった!と評判が良かった身近な食材で作れる簡単おなか絶好調(腸)メニューを考えてみました。
材料を切って乗せるだけ!
材料をさいの目にカットし、酢飯の上に乗せるだけ。腸かんたんな腸活丼定食!
完成写真
みそ汁・ぬか漬けを加えて、バランスの良い和定食になります
発酵食品
麹菌や酢酸菌、納豆菌などで発酵された発酵食品を使っています。
材料を入れてレンジで4分!
4火を使わずに手間いらず 材料を皿に乗せてレンジで4分。腸おすすめ!
完成写真
マッシュポテトと海藻サラダを加えれば、品数豊富な洋風献立になります
発酵食品
乳酸菌や酵母菌、麹菌などで発酵された発酵食品を使っています