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よくあるご質問
FAQ
小腸は十二指腸から始まり、空腸、回腸と続く約6メートルもの長さがあり、内腔には絨毛突起と呼ばれる粘膜で覆われています。粘膜を覆っている細胞の数は約3000億個とも言われており、これらの細胞は約3日間の短いサイクルで再生を繰り返しており、絨毛突起により栄養の吸収を行っています。小腸がんは非常に発生率が低く、約10万人に1人という統計もあり、比較的高齢者に多いと言われています。小腸がんは十二指腸に最も多く、空腸と回腸には少ないとされています。小腸は腸内細菌も比較的少なく、粘膜の再生が活発なため、がんの発生が少ないとされています。
小腸がんの症状はほとんどないため、採血検査で貧血を指摘され、その後の腹部CTなどの精密検査で発見されることがありますが、かなり進行してから発見されることが多いとされています。貧血があったり、タール便(黒い便)が続いたりした場合には胃大腸内視鏡検査をまず行い、食道や胃、大腸に貧血や出血の原因がない場合に小腸の疾患を疑い、カプセル内視鏡もしくは小腸内視鏡検査を行うに至ります。
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