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一般診療
General Practice
目次
「のどがつまる」、「のどに違和感がある」と感じていませんか?咽喉頭異常感症という病気かもしれませんが、食道がん、咽頭がんが隠れているかも知れません。一度、消化器内科を受診しましょう。
「のどがつまる」「のどに違和感、異物感がある」「食事はできるがなんとなくのどがつまる」「飲み込みにくい」「食道のつまる感じがする」などを主訴に当院を受診される方が最近多くなってきています。特に30-60歳代の女性に多いです。
ほとんどの方が、「耳鼻科に行ったが異常なしといわれた」「他院で逆流性食道炎かもしれない」と話されます。そして、最終的に胃カメラを希望されて、消化器内科を受診されることが多いです。
のどや食道の神経が過敏になっている状態です。「ヒステリー球」とも呼ばれます。ストレスが原因ともいわれていますが、はっきりとした原因はわかっていません。大事なことは下記の疾患を除外してはじめて診断されるということです。
胃酸が食道に逆流することで症状を発生させます。逆流が強いとのどの症状が生じる場合があります。胃酸を抑える薬で様子を見ることもありますし、胃カメラで逆流性食道炎の状態を確認することもあります。
胃と食道の境界に赤い線状のびらんがあります。逆流性食道炎です。
食道の粘膜にカンジダという真菌が繁殖した状態です。カンジダはもともと体のなかにいる常在菌です。免疫力の低下、抗生物質の服用などで繁殖します。
多くは無症状ですが、のどのつまり、違和感を訴える方が時々います。
食道に白色隆起が存在しています。これがカンジダです。
咽頭がんは口の中のがんです。早期ではほとんど症状は出ませんが、進行するにつれてのどの違和感、痛み、つまり感(閉塞感)などが生じます。
早期咽頭がんの内視鏡写真です。早期発見のため、症状はありませんでした。
食道がんも早期であれば症状はほとんどありません。進行するにつれて食事の際のつまり、違和感を得ます。
進行食道がんです。食道の約半分を食道がんが占拠しています。食道がつまる、食事が通らないと受診されました。
自分で判断するのは大変危険です!!
咽喉頭異常感症であれば、経過観察もしくは漢方薬の治療が可能です。
しかし、咽頭がん、食道がんが隠れているかもしれません。
必ず咽頭がん、食道がん、逆流性食道炎を診ることができる消化器内科を受診しましょう。
医師が診察し、適切な検査、治療を行います。
当院では、「苦しさと痛みに配慮した胃内視鏡検査」を提供することを第一に考えています。そのためにまず、これまで培ってきた内視鏡技術の経験を十分に活かした検査を行っています。 内視鏡を専門とする医師が、臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知していますので、安心してお任せください。そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。多くの経験により検査中の苦しさを軽減し、検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮しています。
まずはお気軽にご相談ください。