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内視鏡洗浄・消毒、
洗浄履歴管理
システム

Clean

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内視鏡洗浄・消毒、洗浄
履歴管理システムについて

内視鏡検査自体の精度や苦痛のなさは大変重要でありますが、それと並んで大切になってくるのが内視鏡スコープの洗浄・消毒及び洗浄履歴管理であります。当院におきましては、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿った洗浄および履歴管理を内視鏡検査1検査ごとに毎回徹底して厳重に行っております。血液や組織が直接付着する生検鉗子は、1検査毎に使い捨てのディスポーザブルの器具を使用しております。 大腸ポリープ切除の際に使用するスネアやクリップなどの器具は超音波洗浄器での洗浄後高温高圧の蒸気で滅菌(菌がなくなるまで洗浄)するなど、厳重に内視鏡検査機器の感染対策をおこなっております。

感染症対策
(スタンダードプリコーション)

感染症対策のイメージ 感染症対策のイメージ

内視鏡検査においての当院での院内感染対策は、「スタンダードプリコーション」という感染症対策の考え方を基準にしております。「スタンダードプリコーション」とは聞き慣れない言葉でありますが、その考え方とは「全ての患者さんの血液、分泌物、体液、排泄物及び傷などがある粘膜や皮膚には感染の可能性があるものとして取り扱う」ということです。感染症の有無を問わず、感染の可能性があるものとして全ての患者さんを対象に実施されます。
当院では内視鏡検査を受けた患者さんに使用した内視鏡検査機器は、感染症の区別なく全て同じ方法で洗浄・消毒、履歴管理をおこなっております。
これは、世の中にある全ての感染症をチェックすることは不可能であることを前提としており、また現在では知られていない未知の感染症に対処するために、非常に大切な考え方であり、院内感染症予防に大変有用なことであると認識して、当院では厳重に管理・運用しております。

デジタルにての
洗浄履歴管理

洗浄履歴管理も厳重に行っております。

近年、「消化器内視鏡・洗浄消毒に関わる収集データの標準化」などで内視鏡機器の洗浄消毒に関するガイドラインをきちんと遵守し、内視鏡検査機器の洗浄消毒の「質」の保証として「洗浄履歴管理」が推奨されてきております。

当院ではWi-Fi環境下でタブレットやIT機器を使用して全てデジタル(ペーパレス)にて洗浄履歴管理を行っております。

この洗浄履歴管理をデジタルで行うことで、「いつ」「どのスタッフが」「どの内視鏡スコープを」「どの洗浄機で」「洗浄液の濃度は適切だったか」などが即座に履歴として確認することができます。

履歴管理の主たる目的は、未知の感染症などの感染問題が起こった場合に、履歴を遡ってその時に誰がどこでどんなことをしていたかを明確にすることができるという事であり、紙管理でこれを行うことは限界があると考え、当院では全てデジタルにての洗浄履歴管理を行っております。

電子カルテでの管理イメージ

患者さん各人のバーコードを電子カルテより発行し、バーコードリーダで「スタッフ」「患者さん」「内視鏡スコープ」「洗浄機」を全て一致させて読み込み、Wi-Fiでタブレットに転送して保存・管理を行っております。

管理イメージ

イメージとしては、ホテルなどで誰がどのお部屋の清掃を行ったのか、きちんと責任の所在をはっきりさせるのと似ているでしょうか。

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