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おすすめ内視鏡豆知識
Endoscopist Doctor's Knowledge
NBIは早期発見に有用です。
通常光での観察です。
食堂下部に軽度発赤した平坦な領域を認めます。
NBIでの観察です。
茶色の目立つ領域を認めます。
ヨードという液体を撒布したあとの画像です。
病変以外の部分は濃い茶色に染まっていますが、病変は染まっていません。
ピンクの中の赤色を探すより
緑の中の茶色を探すほうが病変を発見しやすいためNBIは食道がんの早期発見に有用です。
生検により、「食道がん」と診断されました。
大学病院の消化器内科へ紹介しました。
大学病院にて「内視鏡的粘膜下層剥離術」という治療を受けました。
がんは食道のごく浅い層にとどまっていたため最終的に「早期食道がん」と診断されました。
内視鏡治療で「根治(完全に治療済み)」となりました。
食道がんは少しでも進行すると、外科的手術、化学療法(抗がん剤)、
放射線治療が必要になるばかりではなく死亡率が高いがんです。
内視鏡で早期発見することにより短期間の入院で体にあまり負担をかけることなく治療ができます。
喫煙、飲酒が大きなリスクです。
ぜひ内視鏡を受けてください。