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おすすめ内視鏡豆知識
Endoscopist Doctor's Knowledge
40歳代の女性の患者さんです。1年前から胃の不快感が続いていて、他院で胃薬を処方されていましたが、すっきりと改善しないため当院を受診されました。
写真は胃カメラの画像です。胃体下部小弯に潰瘍性病変を認めました。
生検で「胃がん」が認められました。
今後、外科的手術が必要となりました。
患者さんはかなり前に「ピロリ菌陽性」を指摘されていましたが除菌せず放置していました。
ピロリ菌が存在すると分かった時点で胃カメラと除菌療法をし、その後には定期的に胃カメラを受けることが重要でした。
そうしていれば、胃がんが防げたかもしれませんし、胃がんになったとしても早期に発見でき内視鏡治療で完治できたかもしれません。