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おすすめ内視鏡豆知識
Endoscopist Doctor's Knowledge
「のどに何か詰まっている感じがする」、「食べ物がつかえる感じがする」、「のどの圧迫感」など、のどの付近に違和感を訴える方が多く受診されます。
多くが30-50歳代の女性です。
胃カメラをして、咽頭や喉頭、食道を観察しても異常がないことがほとんどです。
この場合「咽喉頭異常感症」と診断します。
正常な咽頭の内視鏡写真です
正常な食堂の内視鏡写真です
「特に異常はありませんよ。」と医師に言われると安心して症状が緩和されます。
しかし、症状が続く場合は漢方薬の治療をすることがあります。
また、逆流性食道炎でも胃酸の逆流により「のどのつまり感」を感じることがあります。
このような場合は、胃酸を抑える薬をしばらく内服して経過を見ることがあります。
また、一番注意しなくてはいけないのが咽頭がんや喉頭がん、食道がんです。
逆流性食道炎
Los Angeles分類 grade A
逆流性食道炎
Los Angeles分類 grade B
進行食道がんの内視鏡画像です。
のどや食道に異常を感じる方は、まずは胃内視鏡検査をお勧めします。
当院では鎮静剤を用いることで咽頭や喉頭をじっくり観察ができます。
(鎮静剤を用いない胃内視鏡検査では多くの場合、反射が生じ「おぇっ」となり観察が不十分になります。)