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なぜ、たまプラーザ南口胃腸内科クリニックでは早期の胃がんや大腸がん、食道がんが良く見つかるのか?

今回は、「なぜ、たまプラーザ南口胃腸内科クリニックでは早期の胃がんや大腸がん、食道がんが良く見つかるのか?」というお話です。

がんというのは、最初は目に見えないような小さなものですが、時間が経つにつれて大きくなり、はっきりとして観察できるようになります。

みなさんもご存知かもしれませんが、早期がんと進行がんという分類があります。

これは、大きさだけではなく、がんの深さや広がり、転移などを含めて、それぞれのがんで定義されています。

早期、進行という言葉だけで考えると、早期がんイコール助かる、進行がんイコール助からないというイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

早期がんは、比較的治りやすく、消化管のがんであれば内視鏡治療で治ることもあります。

しかし、早期がんであっても、他臓器に転移することもあり、命を落とすこともあり得ます。

進行がんは、早期がんに近いものは治りやすいのですが、進行がんのうちステージが上がるにつれて治りにくくなります。最近では、手術の技術も進歩し、抗がん剤、放射線治療、その他の治療も進歩しているため、進行がんでもがんを克服して、通常の生活を送られている方も多くいらっしゃいます。

ただ、「がん」というのは絶対に早期に発見することがベストです。

当院では、様々な工夫をして、早期がんを発見できるようにしています。

➀広報活動:

まず、受診して胃カメラ、大腸カメラを受けていただかないことには始まりません。

受診するきっかけとなるような広報活動に力をいれています。

Youtubeもきっかけ作りの一つとなっています。ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/@naishikyo_ch

当院には、今まで胃カメラ、大腸カメラを受けたことがない方、受けたがトラウマになって避けていた方、胃レントゲン検査、便潜血検査で十分と思って受けていなかった方など多くの方に受診いただいています。

また、ホームページやGoogleビジネスなども充実させることにより、患者さんが当院の雰囲気や医師の詳細などはもちろん、内視鏡検査の詳細、消化器系の病気のことなども知ることができます。

②実際の内視鏡検査(胃カメラ検査、大腸カメラ検査):

受診して内視鏡検査(胃カメラ検査、大腸カメラ検査)を受けていただいたのに、十分な検査を受けていただけなかったら意味がありません。

当院では、苦痛の少ない内視鏡検査を行うように努力しています。

そのような検査をすることで安心して検査を受けていただき、そして定期的に検査を受けることで早期がんも発見しやすくなります。

内視鏡検査前に検査の説明をしっかり行います。疑問点なども十分説明するように心がけています。

実際の検査も鎮静剤を用いて行います。鎮静剤を使わなくても検査は可能です。

しかし、我々は使います。

鎮静剤を使うことで患者さんの胃や大腸をしっかり膨らませることができ、観察がよくできます。胃にはひだがあり、その間にがんが隠れていることがあります。

胃カメラを受けた時にゲップがひどく出た方は、一度鎮静剤を使う胃カメラを受けてみましょう。また、大腸もしっかり見るためには、内視鏡を奥に進めたり、ひいてみたりを何度も繰り返し操作をします。

これは、結構な痛みや違和感を感じます。

我々も患者さんが苦痛を感じていなければ、安心して時間をかけて丁寧に検査をすることができます。

ただ、鎮静剤を使えばよいというわけではありません。

患者さんには麻酔が効きやすい人、効きにくい人がいます。事前の情報から患者さん個々の必要量を推定して、検査の状況に応じて減らしたり、増やしたりします。

検査の詳細はカルテに細かく記載し、次回の検査に役立つようにしています。

そして、最後は内視鏡医の問題です。

当院では、すべての医師が週5日以上、年間を通して内視鏡検査を行っています。

そして、大学病院やがんセンターなど内視鏡専門施設で経験を積んできた消化器内視鏡学会の専門医です。

数多くの症例を経験していますので、他院で満足のいく胃カメラや大腸カメラができなかった方は安心してお任せください。

それでは実際の症例を見ていきましょう。

・実際の症例提示

➀胃がん

早期胃がんは小さければ内視鏡治療できる可能性が高くなります。

また、潰瘍があるものは内視鏡治療ができないこともあり、「より小さいもの」、「より凹凸(おうとつ)がないもの」を見つけるのが大事になります。

胃レントゲン検査を受けて異常なしであれば「がんがない」と思っていませんか?

何度も言っていますが、胃レントゲン検査は早期胃がん、早期食道がんを見逃しやすいです。特に盛り上がりや凹みが少ない早期がん、進行がんは見逃しやすくなります。

胃レントゲン検査で胃がんを見つけるのは、かなりの難易度です。

実際に胃がんがある場所がわかっていても、胃レントゲン検査画像からはわからないことがあります。

胃カメラを定期的に受けるようにしましょう。

1)通常画像では発見しにくい胃がん

このように正常の胃粘膜に見えますが、我々は何かあるなと感じます。

インジゴカルミンという青い色素散布すると、胃がんがはっきりしてきます。

このような早期胃がんは、内視鏡治療で1時間以内に終わってしまいます。

2)一度に3個の胃がんが発見された症例

胃がんはひとつとは限りません。

この方はまずは胃の出口に盛り上がった胃がんがありました。

ピロリ菌の除菌後ということもあり、胃はざらざら、でこぼこしていたため

慎重に観察するとわずかに色がことなる平坦型の病変

わずかにへこんだ陥凹型の病変を認めました。

すべて内視鏡治療で完治しました。

3)ピロリ菌陰性の小さな胃がん

この方はピロリ菌に感染していません。

胃内は正常のきれいな粘膜です。

このような胃粘膜にはわずかにへこんだ白っぽいがんが時々できます。

このがんは大きくなるとすぐに転移してしまいます。

小さいうちに発見するのがとても重要です。

内視鏡治療で完治となりました。

②大腸がん

早期の大腸がんは、ほとんどが隆起しています。見やすいため内視鏡検査をしていれば見逃される可能性は低いです。

よって、大腸内視鏡検査を受けていれば、大腸がんは発見される可能性は高くなります。

ただし、わずかですが、小さなものや陥凹性のものもあるため、注意は必要です。

健康診断をしている方は、便潜血検査をしていると思いますが、便潜血検査を毎年しっかりとしていれば、大腸がんで亡くなる可能性は低くなります。最低限、便潜血検査を受けてください。

進行大腸がんはいつも出血していませんし、出血していても採取した便に血液が含まれないと、本当は進行大腸がんがあるのに便潜血検査で「陰性」に出てしまいます。これが「偽陰性」です。

大腸がんがあるのに、間違ってうその陰性という結果になってしまいます。

なんと約20-30%の進行大腸がんは、偽陰性のために見落とされることがありえます。

内視鏡検査をしっかりとして、大腸がんになる前の大腸ポリープを切除する。そして、大腸がんになってしまったとしても、早期であれば内視鏡治療できるうちに発見して、切除することが大事になります。内視鏡治療できない大腸がんであっても、転移する前になるべく早く取り除くことで治癒することができます。

大腸がんで死にたくないと思う方は、便潜血検査、もしくは大腸内視鏡検査を受けてください。大腸がんを少しでも予防したい場合は、大腸内視鏡検査をおすすめします!

1)小さな大腸がん

このような小さなものでも大腸がんです。

このタイプは転移しやすいので、早期発見が大事です。

この方も定期的に検査していたおかげでわずか5分程度で治療が終わりました。

2)便潜血陽性の早期大腸がん

早期がんではほぼ症状はありません。

便潜血検査はすごく大事な検査です。

早期に発見できれば簡単に治療ができます。

3)非常に見つけづらい陥凹型の早期大腸がん

この方は定期的に検査をしていたため発見できました。

陥凹型は非常に見つけにくいタイプの大腸がんです。

通常の内視鏡治療では切除できないため、大学病院で入院治療を行いました。

③食道がん

胃レントゲン検査という検査はあるけど、これで食道がんの早期発見は無理です。

胃レントゲン検査で発見できるような食道がんはほぼ進行がんです。

食道がんは、かなり早期の段階、胃カメラで見るとほぼ平らくらいの早期の段階で発見しないと内視鏡治療で完治しないし、少しでも盛り上がりが出てくると

すぐに他の臓器に転移してしまいます。

食道がんは、胃がんや大腸がんに比べると、治療しても再発しやすく命を落としやすいがんだから、かなり早期に発見しないと命を落としやすいんです。

だから絶対に、胃カメラを受けましょう。

胃カメラは5分で終わるけど、食道がんの抗がん剤や放射線治療になったら何ヶ月も何年も入院含めた治療が必要になります。

1)非常に観察しにくい早期食道がん

通常で見ると早期食道がんがあるようには見えません。

しかし、この患者さんの下部食道には、全周性の早期食道がんがあります。

NBIというモードにするとよく観察できます。画面中央の茶色い部分は胃粘膜です。

緑色部分が食道粘膜です。手前の緑色部分の中でもわずかに茶色く見える部分が早期食道がんです。

ルゴールという液体を散布すると正常粘膜は茶色、がんは染まらずピンクからわずかに黄色くなります。写真の多くの部分が食道がんです。

大学病院で内視鏡治療を行い、完治となりました。

・まとめ

当院では、みなさんに安心安全な内視鏡検査を受けていただくように努力しています。

ぜひ一度、当院で内視鏡検査を受けてみてください。

胃がんや大腸がん、食道がんは早期に発見できれば、数分から1,2時間での内視鏡治療のみで完治できることが多いです。

3分でわかる!苦しくなく痛みに配慮した内視鏡検査(胃カメラ)の特徴

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